2026/03/16 13:05
今年の春で、ブランドを始めて一年になります。
きっかけのひとつは、家族の変化でした。それまでどこか遠くのことのように感じていた時間の有限さを、現実のものとして考えるようになりました。人の人生には限りがあるという、ごく当たり前のことを改めて意識する出来事でもありました。
そのとき、「やりたいことはやろう」と思うように。
この一年、想像以上に多くのことを学ぶ時間になりました。ブランドを作るには、開発や制作の準備が必要です。平日は業務委託の仕事を続け、週末は制作や準備に取り組む生活でした。SNSでの発信も開業と同時に始め、手探りの状態のまま少しずつ前に進んできました。
その中で、多くの方に商品を手に取っていただく機会にも恵まれました。友人の応援は大きな励みでしたし、ポップアップにふらりと立ち寄った方が商品を手に取り、その場で選んでくださる瞬間は、今でも印象に残っています。神戸のセレクトショップ、Room The Room様との取り組みも、多くの学びにつながっています。
ブランド名の「goodbye moon」には、既成概念を疑うという意味を込めています。ジュエリー業界とアクセサリー業界の両方を経験してきたからこそ見える視点があります。その視点を、このブランドに活かしています。
気軽に身につけられる一方で、長く使い続けられるもの。普遍性の中に、ほんの少しの革新を感じられるジュエリー。それがこのブランドの目指している形です。
ジュエリーをデザインするうえで大切にしているのは、美しさ、使いやすさ、そして長く使える普遍性です。流行だけを追うのではなく、時間が経っても自然に身につけ続けられるものを作りたいと考えています。
この一年は、多くの出会いにも恵まれました。新しい素材や技術に触れる機会があり、3Dプリンターなど新しい方法にも挑戦しています。ものづくりの幅が少しずつ広がっていることを感じています。
まだ始まったばかりのブランドですが、これからも丁寧にものづくりを続けながら、少しずつ育てていきたいと思います。
川村麻耶